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前回はThunderbirdのソースコードを直接編集して
メイン画面を変更しました。このやり方は、アドオンの作り方ではありません。
アドオンは、元ソースをいじらずに作成できます。
(前回は、まずThunderbirdの仕組みを理解するために元ソースをいじりました)
というわけで、今回は元ソースをいじらない、本当のアドオンの作り方を解説します。

参考サイトは前回と変わらず。
Building a Thunderbird extension

1.アドオン名とアドオンIDを決める
フォルダ名などに必要なのでアドオン名とアドオンIDを決めます。
ここでは
アドオン名:sample
アドオンID:sample@example.net
とします。

2.アドオンのためのフォルダとファイルを作る
~/.mozilla-thunderbird/(profile name)/extensions/sample@example.net/ に
以下のフォルダとファイルを作成します。


/install.rdf
/components/
/components/cmdline.js
/defaults/
/defaults/preferences/
/plugins/
/chrome.manifest
/chrome/icons/default/
/chrome/
/chrome/content/


これらはアドオンの構成する一つの単位になります。

3.install.rdfを編集する
アドオンの定義を記述するinstall.rdfを
以下のように書きます。


<?xml version="1.0"?>

<RDF xmlns="http://www.w3.org/1999/02/22-rdf-syntax-ns#"
 xmlns:em="http://www.mozilla.org/2004/em-rdf#">

 <Description about="urn:mozilla:install-manifest">
  <em:id>sample@example.net</em:id>
  <em:version>1.0</em:version>


  <!-- Target Application this extension can install into,
    with minimum and maximum supported versions. -->
  <em:targetApplication>
   <Description>
    <em:id>{3550f703-e582-4d05-9a08-453d09bdfdc6}</em:id>
    <em:minVersion>1.5</em:minVersion>
    <em:maxVersion>2.0.0.*</em:maxVersion>
   </Description>
  </em:targetApplication>

  <!-- Front End MetaData -->
  <em:name>Sample!</em:name>
  <em:description>A test extension</em:description>
<em:creator>Your Name Here</em:creator>
<em:homepageURL>http://www.example.net/</em:homepageURL>
</Description>
</RDF>


4.アドオンの本体ファイル(xulファイル)を作成する
/chrome/content/以下にsample.xulを作成し、以下のように編集します。


<overlay id="sample"
xmlns="http://www.mozilla.org/keymaster/gatekeeper/there.is.only.xul">
 <statusbar id="status-bar">
  <statusbarpanel id="my-panel" label="Hello, World"/>
 </statusbar>
</overlay>


これは、Thunderbirdのステータスバー(statusbar)に
"Hello, World"と表示するパネル(statusbarpanel)を追加する
コードです。

5.xulファイルを、Thunderbirdのソースコードと結びつける
上記で作成したコードと、Thunderbirdのトップページを結びつけるために、
/chrome.manifestを編集します。


content sample chrome/content/
overlay chrome://messenger/content/messenger.xul chrome://sample/content/sample.xul


chrome://messenger/content/messenger.xul がThunderbirdのトップページです。
これと、さきほど作成した /content/sample.xul を結びつけています。

ちなみに、"chrome://------"というのは、FirefoxやThunderbirdで内部的に
使用しているURIコードで、"messenger" や "sample" はアプリケーション名を表しています。
Firefoxのアプリケーション名は"browser"です。FirefoxのURL入力欄に

chrome://browser/content/browser.xul

と入力するとおもしろいことになるのでやってみてください。

6.Thunderbirdを起動する
準備はすべて完了したので、Thunderbirdを起動しましょう。
以下のように、ステータスバーに"Hello, World"と表示されているはずです。

ThunderbirdTop.png

Part1から続けてやっている人は2つ表示されます。

7.Part1で編集したmessenger.jarを元に戻す
Part1から続けて編集している人は、messenger.jarが変更されたままに
なっているはずなので、以下のように打ち込んでもとに戻しましょう。

sudo rm /usr/lib/thunderbird/chrome/messenger.jar
sudo mv /usr/lib/thunderbird/chrome/messenger.jar.bak /usr/lib/thunderbird/chrome/messenger.jar




以上で終了です。お疲れさまでした。

次回からはたぶん、
XUL
を中心に解説するんじゃないかと思います。


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