FC2ブログ
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
直感が正しいこともあり、正しくないこともある

そういう内容だったので、若干混乱することもありましたが、
なかなかおもしろかったです。

第1感  「最初の2秒」の「なんとなく」が正しい (翻訳)第1感 「最初の2秒」の「なんとなく」が正しい (翻訳)
(2006/02/23)
M・グラッドウェル

商品詳細を見る


とくに「情報過多が判断の邪魔をする」という章は
とても参考になりました。普通、情報が多ければ多いほど
良い判断を下せると考えられがちですが、それが実は
間違っていることを解説しています。

従来、医師は心臓発作かどうかを見分けるために以下の
ような点をチェックしていました。

・血圧は正常か
・肺に水は溜まっていないか
・胸が痛みだしたのはいつか
・どこが痛むか
・運動すると特に痛むか
・以前心臓の病気を患ったことはあるか
・コレステロール値はいくらか
・ドラッグを使用した経験はあるか
・糖尿病を患っていないか
・心電図に異常はないか
・たばこを吸っているか
・高齢であるか

これら多数の情報をもとに医師が判定した場合、症状が
重くなるだろうという予測が当たる確率は75~89%
でした。

一方、ゴールドマンという人が統計を元に作った診断チャートを
使った場合、95%以上の確率で当てることができたというのです。

その診断チャートは、心電図に加えて以下の3つの項目だけでした。
・患者が感じている痛みは不安定狭心症に特有なものか
・患者の肺に水は溜まっているか
・患者の収縮期血圧は100以下か

つまり、従来の方法では、実際には大して関係のない情報まで
考慮に入れてしまっていたため、判断が鈍ってしまっていたのです。


このことから導き出せる教訓は、

「関係の薄い情報は積極的に捨てろ」

ということですね。情報には優先度をつけて考えましょう。


------------------------------------------------------

余談ですが、
第1感 「最初の2秒」の「なんとなく」が正しい
という書名は正しくないと思います。

この本はもともと英語の本で、その翻訳版なわけですが、
原題は

"blink" The Power of Thinking Without Thinking

なのです。日本語に訳すとすれば、
「ひらめき 無意識の思考のちから」となります。
本の内容も、無意識のうちに人間はさまざまな思考を
巡らせている、ということを実例を挙げて説明しています。

しかし、最初の2秒で考えたことが正しい、とは書いていません。
それどころか、以下の例を挙げ、そういう考えは危険だ、とまで示唆しています。

・最初の印象で犯罪者と決めつけ、無実の男を射殺してしまうに至った警官
・見た目でアメリカ大統領になったウォーレン・ハーディング
・黒人はマイナスイメージと結びつきやすいこと
・アフロヘアーにしたとたん、空港のセキュリティチェックに引っかかるようになった著者


せっかく良い内容の本なのに、もったいないです。
こういうタイトルの方が売れるのでしょうか。

関連記事
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

  • URL
  • コメント
  • パスワード
  • 秘密
  • 管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURL:http://remotehost.blog54.fc2.com/tb.php/4-934acccc
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。